【栽培期間中、農薬不使用】
昨年、本園の「べにふうき2nd」が日本茶アワード紅茶部門で「プラチナ」を獲得したことは記憶に新しいところです。本品も昨年のプラチナ受賞茶と同等の品質を誇る、素晴らしい出来の紅茶となっています。
まず本品は、香りと味わいの両面で素晴らしい品質を保持しており、特に香りの面ではキャラメルのようなロースト感を帯びた芳醇な果実香を呈します。熱湯を注いだ瞬間から香ばしい果実香が漂い始め、冷めてからも甘い香りが長時間持続します。
これは牧之原山本園にしか表現できない絶妙な”焙煎技術”によるもので、通常であれば”焦げ感”が生じやすい焙煎は紅茶の香味を損なう危険性のある難しい技術です。本園の焙煎は、香りに甘やかなロースト感を残しつつ、茶葉本来の香りを増幅させる極めて高度な技術に裏打ちされたものであり、ロースティな香りと果実香の一体感が素晴らしい。また、味わいにもフルボディと呼べるだけのボディ感があり、真紅の水色が見た目にも美しく映ります。味わいにおいて興味深いのは、紅茶らしいボディ感がありながら雑味やえぐみといったものがほとんどなく、甘みすら感じられる点です。香り、味わいの両面に優れ、雑味のないフルボディの味わいが堪能できる本品は、ぜひ一度口にしていただきたい最高品質のべにふうき紅茶です。
3グラムの茶葉に、湯量は350ml、蒸らし時間は最初から5分くらいしっかり確保すると香りを十分に引き出すことができます。ストレートだけでなくミルクティーにも相性が良いボディ感で、様々な用途に使用できる万能さも持ち合わせています。